平屋住宅と価格

新築で注文住宅を建てる際、どうしても間取りや外見に目が行きがちですが、温熱性能こそがいい家の条件となるのです。

温熱性能というと暑くも寒くもなく快適な温度・湿度のことです。これを保つことができている家を目指すべきなのです。具体的に言うと、夏は温度が25度で湿度が50パーセントから60パーセント程度、冬場なら温度22度に湿度が同じく50パーセントから60パーセント程度が快適とされます。もちろん個人差があるのですべての人にそれが最適とは言いきれません。暑がりの方もいれば寒がりの方もいます。そのため住宅を建てるときは実際に体感して、住む人に本当に最適な温熱性能を保てるようにするのがおすすめです。

最近はエアコンの性能もアップしました。湿度も加湿器などで調整できます。そのこともあって温熱性能は後回しにされがちです。しかし、常に快適といえない環境で、加湿器やエアコンなどフル稼働し続けなければならない家だと電気代は馬鹿になりません。家を新築するとなるとかなりの費用がかかり、ずっとローン返済に追われることになるのに、更に月々の電気代も以前の住まいより高いと生活が苦しくなってしまいます。
それに省エネを進める現代、エネルギーの大量消費は良いとはされないでしょう。

最近ではエコの観点から温熱性能について勉強してから住宅の建設をする方も増えてきました。地球のためにも自身のためにもぜひこだわって設計しましょう。

温熱性能を高めるには断熱と気密が必要。外気温によって室内の温度や湿度が左右されるようでは困ります。出来る限りエネルギーを使用することなく室内の温湿度を適切に制御するには冷暖房機能の温度設定ではなく建物自身の性能として作り上げるのがポイントです。石油など化石燃料由来のエネルギーの使用を抑制することで、温室効果ガス発生も抑制でき地球規模での環境問題にも対応することができます。快適な室内の家を作るだけでなく、地球環境も快適にしましょう。