火災保険料が安くなる省令準耐火のメリット・デメリット

火災保険は注文住宅を建てようとする場合、必ず考えなければならないことの1つです。大抵の場合、住宅建設の費用は住宅ローンを利用して支払うことになりますが、この時そのサービスを提供する金融機関から火災保険の加入を求められます。一年で3万円前後の支払い、35年などの長期ローン利用では100万円を越えることを考えると、慎重に考慮したい点です。
火災保険料を抑える方法として、注文住宅を省令準耐火住宅で建てることができます。これを利用すると、保険料が半額になるというメリットがあります。省令準耐火構造というのは、壁や柱や床などが政令で定める基準に適合する建設資材で建てられることです。実際に隣家の火を防いだり、出火してもその部屋だけで抑えるなど内外の火事の影響を最小限に食い止めることができます。
ただ工法が決まっているため住宅のデザインにやや制限が出ることや、通常の建設に比べ費用がかかるのをデメリットと考える人もいます。ですが、あらかじめこのことを踏まえて計画すれば、建設資金の節約につながります。

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